コンフェデレート社物語J.TネイビットインタビューVol.5
コンフェデレート社物語 J.Tネイビット インタビューVol.5
次はガスタンクについて話そう
モーターの下に配置されてるが それには論理的な理由がある
中心点に近いので燃料が少なくなっても ハンドリングは さほど変わらない
中心点から遠いところに配置すると レースの開始時と終了時でハンドリングが違ってしまう
モーターの下に配置するのは 理にかなったことだ
タンクの幅は 何も問題にならないので 論理的には納得が出来たが 美しさの点では疑問が残った
だから 他のバイクのように ダミータンクを搭載しないようにした ダミータンクなんて邪魔だよ
正直に言うと チャレンジだよ 凄く危険な賭けだった
でも やる価値はあった.
偽物は造りたくなかったんだ
ガスタンクの設計は いろいろな意味でバイクとは何かを定義している それはレイスにも言える
今回は ガスタンクに余計なことをしなかった
その理由は また今度に
今はまだ言うべきじゃないと思う
このフロントエンドはダイナミックで美しい その理由は２つある
このガーダーフロントエンドを引き立てる１つ目の要素は
超一級のサスペンションだ
四輪車で言えば 高級車には マルチリンクサスペンション
大衆車には マクファーソンのストラットサスペンション
そのパターンはバイクにも当てはまる
ガーダーフロントエンドによって
シャーシの強度と ねじれに対する強度が増加
テレスコピックサスペンションやチューブよりも強い
もう１つの利点はホイール軌道だ
コントロールアームの長さと配置で軌道をコントロールできるので
バイクの命ともいえるとレールを自由自在に調節できる
おもしろいことに このバイクのトレールは 最初９８で
すぐに８５まで下がって
そのまま８５で安定する
トレール曲線を調整できるようにしたんだ
これには大満足だよ 快適な走りが保証されるからね
コーナーに入ると サスペンションがステアリングを圧縮し
バイクが即座に軽くなる それが続くが 違和感は無く
コーナーを出ると再び安定する フロントエンドを引き立てる２つめの要素は フロントフォークだ 色々加工を施したので見栄えはよくなった 幅を広げたり 厚くしたり仕上がりには満足している
カーボンファイバーには制約があり 面積が大きいほど 強度が増す それは分っていたけど ガーダーの後縁は シャーシのレイク角と同じにしたかった
どのようなバイクかを伝える上で 重要なラインだからね
遊びで先端部も試したけど 全然うまく行かなかった
言うまでもなく 先端部は曲線じゃなきゃならない
円で構成されているレイスに直線の先端部は似合わない
円で始まり 円で終わるべきなんだ
フロントエンドには 丸みを持たせるのが大事だった
それ以外は有り得ない
フロントエンドは デザイン全体の重要な部分だ
シェルフの代わりに テレスコピックは使えない
テレスコピックが悪いわけじゃないが 論理的にも
見た目にも このバイクには合わない
J.Tネイビット インタビュー 続く
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