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コンフェデレート社物語　設計者　J.T.ネズビットVol.4

Confederate　コンフェデレート社物語Vol.4


設計者　J.T.ネズビット　インタビュー

J.T.ネズビットは
コンフェデレートのCEOから新鮮な物を考え出せと白紙を渡された時、言葉どうりに受け取った。

思いついたのは　２００１年、、、
ヘルキャットを進めていた頃だ。

何か違うことをしろと　言われたので　思い切って　やってみたんだ。

４５度モーターの縮尺拡大図を書き　これまでのバイクの概念を全く無視して　バイクの原点について考えてみたんだ

Vツインモーターから始めて　航空機の７気筒ラジアルモーター用のシリンダーを加えていった。

バイクの設計で問題になるのはシャシーだ　エンジンはバイクの外観と何の関係もない。　
エンジンはバイクの決定的要素になり得ないんだ。

エンジンだけでは　小さなモーターを搭載した自転車に過ぎない。
言うなれば原始的な状態だ。

レイスが原始的なボアトラックみたいに見えるのは
全く新しい手法で設計したからだ。

いままでは　設計に関して　固定観念がつきまとっていた。

四輪車の場合は　パネルやカバーなどの要素が不可欠だ。
なぜなら四輪車は荷馬車が論理的に進化した乗り物だから、
それに対して　バイクの設計は実に原始的だ。

エンジンむき出しの状態から始めるしかない。

僕は納得できなかった。モーターはマシンの一部そして設計の一部では？
そう　一体であるべきだ。

そのスタンスを貫いた結果　このような斬新なデザインが誕生したんだ。

僕は今回　新しいバイクを作るにあたり　すべての要素に論理的な存在理由を与えたんだ。

ハンドグリップやブレーキキャリパーだけに焦点を当てるのではなく　エンジンやシャーシも含めた全要素に同じ設計概念を持たせた。

バイクにこういう手法を用いたのは僕らが初めてだろう。
レイスには　理論的なモダニズムがある。
言うなれば　アイコン的なバイクだ。

モダンアートは何かを直接的に描写するのではなく　象徴的に描くこと　つまりは原始への回帰だが　僕にとって　レイスは　まさにそれだ。

美術作品ではなくモダンアート作品だ　モダニズムがポップな外観を生み　幾何学的な形が　彫刻のように組み合わさっている。

それはバイク自身がデザインした物であり　僕は他だ単に具現化しただけだ。
ボードトラックレースのバイクと同じで無骨だが　そこがいいんだ。
嫌味が無いからね。



続く



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